プロクター・アンド・ギャンブル 【PG】 業績

世界中の人々の生活を助けているPGです
生活に欠かすことのできない企業の業績は
安定感があるのでしょうか
目次
歴史と事業
歴史
1837年、ジェームズ・ギャンブルとウィリアム・プロクターが
米国オハイオ州で石鹸・ろうそくメーカーとしてP&Gを設立したことが始まりです
1850年代の南北戦争では、米国経済が混乱する中
未来に目を向け新工場の建設を進め、持続的な成長への投資をします
そして、米国発の社員持ち株制度の導入や米産業界で初の研究所への投資など
更なる成長のためへ投資を行いました
1946年には石鹸市場ではない、新しい市場での成功をします
それが、洗濯用洗剤「タイド」の発売です
この成功がPGに新たな市場・製品への道を切り開きます
タイドの成功ののち、歯磨き剤「クレスト」や「パンパース」などの
紙製品への拡大を図ります
これらの新たな市場・製品が成功とともに
メキシコやヨーロッパへの進出をします
日本への進出は1973年で、「プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社」
として、事業展開をしています
現在では、180ヶ国の消費者へ
日用品を届けている世界的な企業となっています
事業
PGの事業は大きく5つに分かれています
Beauty・・・ヘアケア、スキンケアなど
Grooming・・・シェービング、カミソリなど
Health Care・・・オーラルケア、パーソナルヘルスケア
Fabric & Home Care・・・洗濯用洗剤、ホームケア
Baby, Feminine & Family Care・・・ベビーケア、フェミニンケア、ファミリーケア
PGの製品ブランド例としては
「パンパース」「パンテーン」「ウィスパー」「アリエール」「ジレット」「ブラウン」などがあります
一度は聞いたことや使ったことがあるものばかりではないでしょうか?
それだけ、生活に溶け込んでいる企業なのです
業績
売上高と営業利益
PGの売上と営業利益になります

以下参照:PG annual report
売上は700億ドル前後で推移しています
営業利益は2019年を除いて安定しています
営業利益が大幅に減少している2019年には、
シェービング製品「ジレット」の減損のより
利益の60%減少があり、大きく響いています
セグメント別 売上
PGのセグメント別の売上を見てみましょう

稼ぎ柱が、「Fabric & Home Care」と「Baby, Feminine & Family Care」
この2つの事業であることが分かります
セグメント別 利益
セグメント別の利益についても見てみましょう

稼ぎ柱であった
「Fabric & Home Care」と「Baby, Feminine & Family Care」が
大きく利益を出しています
また「Beauty」でも利益増加をしていますね
EPSとBPS
売上に安定感のあるPGの
EPSとBPSを見てみましょう

2019年のEPSに営業利益の大幅減少が
影響していますね。。。
BPSは若干の減少傾向でしょうか
配当推移と配当性向
60年以上の増配歴を誇っているPGの
配当推移と配当性向です

2019年の営業利益が大幅減少によって
配当性向は一時的に100%を超えました
そう簡単に減配しないことが
証明されましたね
2020年度には配当性向は59%となっています
まとめ
生活必需品ということもあり
業績は比較的、安定感がありました
一時的に利益が減少しても
減配をしていないので
株主還元意識も魅力的ですね
コロナ後に
株価は最高値更新と好調のようです
25年以上の増配歴のある銘柄で
増配率ランキングを作成しました
【 増配率 ランキング2 米国株 】
コロナの影響がありそう
マクドナルドの業績も見てみましょう
【 マクドナルド 【MCD】 業績 】