SPYDだけ暴落の理由 コロナショック
米国株の高配当ETFには
- SPYD
- VYM
- HDV
この3つがあり
どれも魅力的な配当を出しています
その中でもコロナショックで株価が
一番下がっているのが、SPYDです
目次
SPYDとVYM、HDV 株価比較
コロナショックで
SPYD、VYM、HDVがどれだけ下落しているのか↓

VYMがマイナス17.48%
HDVがマイナス16.09%
SPYDがマイナス30.57%
え??同じ高配当ETFなのに
SPYDだけ下がり方がおかしくないですか?
なぜでしょうか?
なぜ一人負け SPYD
さまざまな原因はあると思いますが
1つ考えられるのが
均等加重平均で高配当銘柄上位80社に分散されていることです
均等加重平均とは
時価総額が大きい銘柄も時価総額が小さい銘柄も
同じ割合で構成されていることです
「同じ割合なら大丈夫そう」と思いそうですが
構成されている銘柄によっては良くない面もあります
それは、時価総額が小さい銘柄は
財務の健全性が弱いということです
潰れるリスクがあるよってことですね
そこがネガティブな材料となり、株価に影響しています
ちなみに
VYMは400社に分散されている
HDVは財務も考慮して75社に分散されている
この違いが、SPYDの一人負けに繋がっていそうですね
配当は維持できるのか
SPYDは誕生してから年月が経っていないため
不況を経験していません
そのため、どれほどの減配になるのか予想がしにくいです
配当がゼロになることはないですが
今までよりは少なくなるでしょう
株価が下がると不安要素が増えますね(´;ω;`)
ちなみにVYMはリーマンショックで減配をしています
リーマンショック前の年間配当は、1.56ドル
リーマンショック後の年間配当は、1.08ドル
減配率でいうと、31%ほどの減配をしています
400社に分散されているVYMでさえも
30%以上の減配でしたので
SPYDも覚悟が必要かもしれません
減配シミュレーション SPYD
SPYDの2019年の年間配当は1.74ドルでした
これは過去最高でした
ここからどの程度減配があったら
配当利回りはどうなるのかのシミュレーションをしましょう
仮に年間配当が約42%の減配をして合計1ドルになった場合
株価:26ドル付近(5/1現在)
配当利回り:3.84%
(配当が1ドルまで下がるかはわかりませんが、あくまでもイメージです)
個人的にはこのレベルであれば
まだまだ買い増しを続けていきます
なぜかというと
SPYDは誕生してから
1.42ドル~1.74ドルの年間配当を出していました(好景気だったとしても)
この実績は紛れもない事実です
今は苦しい時かもしれませんが
またたくさんの配当を出してくれると信じています
だから、今のうちに購入をして
いつか1.5ドル程の配当があれば
十分すぎるという考えです
まとめ
SPYDだけ暴落の理由は
均等加重平均による構成が原因かなっと
私は思っています
コロナショック前と比べると
30%以上も株価は下落しています
これをピンチと捉えて売却するのか
チャンスと捉えて買い増しをするのかは
投資家の軸によって異なります
私は後者です
株価は下がっていますが
年2回のリバランスによって構成銘柄が入れ替わっています
ここがETFの良さです
また、減配の可能性も大いにありますね
どこまで減配していくのか
6月の配当を楽しみ半分、恐怖半分で待っています
減配シミュレーション以上に減配があったら
泣きそうになります、いや、確実に泣きます(笑)
がんばれSPYD!!